KENZO TANGE ASSOCIATES OFFICIAL SITE


2作品


在日クウェート大使館
東京都港区 1970


延床面積:4,137m2

階数:地上7階 地下2階
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造

Photo



東京オリンピックでの屋内総合競技場の設計を機会に、いろいろな国から注目され、全く関係のなかった中東の国々からもお声がかかるようになった。国王宮殿やスポーツセンター、国際空港など多岐にわたるお仕事をいただくなかで、クウェートの経済企画庁長官から連絡があり、日本に建つクウェート大使館の設計を依頼された。
大使館は大別して大使公邸と大使館事務室から成り立っている。この二つは全く別々の機能体であるために、それぞれを分離する必要がある。しかし、大使館の敷地は、この二つの機能体を平面的に分離するには、十分な広さではなかった。したがって、上部を大使公邸に、下部を大使館事務室として、全体的に分離している。私たちはアラブの歴史的な建築に学んで、立体化された中庭を囲んだ建築を、現代の技術でもって表現したいと思った。


設備を包含した2本の大きなコア・シャフトは一階の主入口にて大使公邸と大使館事務室の門となるだろう。そして機能的には、大使公邸と大使館を分離し、同時に立体的に分離した各機能体を支持する構造コアともなっている。下部の大使館事務室は外部空間と内部空間が、2本のコア・シャフトを中心にして、相互に入り組んで、まるでモスクの中庭のような空間になっている。また、上部はアラブの住居にみられるように、外部を壁で閉鎖し、個々の部屋が中庭に開いているという空間構成をしている。



Photo

Photo


Copyright 2001 Kenzo Tange Associates All Reserved.