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2作品


築地再開発計画
東京都中央区 1964




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日本最大手の広告会社電通の吉田社長から本社ビルの設計を依頼され、そのころ考えていた三次元ネットワークとなる可能性をもつ建築を提案したところ、大変喜ばれ、築地一帯をこの方法で再開発しようではないか、というところまで話が進んだ。
垂直交通や設備の配管を内蔵するコア柱の群は、パーキングを介して都市の道路網や設備の動脈と連結し、都市の<流れ>の垂直な枝になり、そして、構造の柱でもあるコアの取付く業務スペースは、橋梁のようなトラスを外壁とする。内部に柱の一本もない多層空間であって、これは必要に応じて空中に自由に架構され、同時に地上を開放するという立体格子的な空間都市の構想を提案した。
"三次元的なコミュニケーションの可能な建築""成長可能な建築"の考え方を、都市のレベルに発展させて提案した計画である。
しかしそのアナリシスや構造計算も済んで、いざ建設に入ろうという段階で吉田社長が亡くなられ、計画半ばにして断念せざるをえなくなった。


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